地元河川「百川」に架かる百川橋の架け替えに伴い設置した国道7号の迂回路を本線に復旧する工事。
車両交通量の多い主要国道なだけに、交通の阻害防止と安全性の確保が重要でした。そこで、一般車両が運転ミスを起こして衝突しても、ダメージを最小限に抑えられるミニガードシステム防護柵の採用を提案。また工事箇所をカメラで24時間監視し、事故や自然災害が発生したら担当チームに一斉メールが配信されるシステムを導入することで、速やかな対処を可能にしました。
仮設橋を施工する際、50tトレーラーなどの大型車を支えるために必要な厚みの鉄が市場に出回っておらず、1カ月半かけて全国を探して手配。
それを架けるための大型クレーンの搬入や工事時間の制約にも苦労しながらも、国道7号を止めることなく無事仮設しました。
さらに工事箇所の地中には光ケーブルが埋設されていたため、工事は困難を極めます。もしそれらを損傷したら想像を超える損害が発生するでしょう。
そこで当社は、それらを管理する新潟と山形の河川国道事務所に交渉し、一定時間、指定箇所の通信を止める許可を得て工事を遂行しました。
当社が携わった迂回路の復旧工事は、百川の改修に伴い行われたものです。
川幅が拡張されたことにより、以前は多発する洪水に悩まされていた上流集落への被害も一掃されました。地域の安全に寄与できたことは何よりの収穫です。
また様々な新しいシステムを取り入れながら、工事期間中のトラブル対応や安全確保への対策を徹底し、地域の大動脈である国道の通行を阻害せず施工できたことは大きな信頼につながりました。