施工実績

荒川マリーナ

1. 地元の強みを生かして受注

胎内市の荒川(乙大日川部)におけるプレジャーボートなどの不法係留解消を目的に、国土交通省が第3セクターと連携し、マリーナ整備を促進するための護岸整備・浚渫を実施することに。地元企業として現場状況をよく把握していたことが決め手となり、当社が工事を受注しました。工期が短いため、速やかな浚渫計画の立案を求められ、越波対策や全天候型仮設枠の施工と併せて技術提案。それが通り、1997年度完了を目処に工事がスタートしました。

2. 施工法をガラリと変える

当社の提案は、桟橋のように多くの足場を伸ばし、そこに掘削機を入れて浚渫する方法でした。しかし実際は土壌が悪く重機を入れることさえ叶わず。そこで、掘ったものを一旦盛り土しながら、安全かつ着実に進めていく施工法にシフトチェンジしました。冬季間の海岸工事というタフな状況下でしたが、施工部分を覆う全天候型仮設枠を設置することで円滑な作業を実現。また河道部狭隘による出水対策として、出水時には24時間体制で監視を行いました。

3. 水辺が集いの場に

マリーナが整備されたことで、漁業関係者と一般ユーザーがエリア分けして共存しています。荒川および周辺河川の不法係留約200隻は大幅に減少し、プレジャーボートなどによる洪水時の流水阻害もなくなりました。また水辺を利用して各種イベントが開催されるなど、人々の集いの場としても親しまれています。

4. アクセス